第6章:ふり返りをする[+逃げ活]

■活動のポイント

逃げ地図づくりを行っていると、モヤモヤした気持ちが出てく ることがあります。なぜならば今まで知らなかった危険を知り、 不安になることがあったりするからです。その疑問を出し合い、 まちの防災担当の人や地域の方に聞いたりして調べよう。

■道具

・完成した地図

・ワークシート

■+逃げ活

・+活動前を振り返る(15分)

活動をはじめる前に予想したこと等 を思い出し、はじまる前と今の考えは どうか、比べてみましょう。

・+地域の防災を考える(授業1コマ)

地域の人が行っている防災活動の話 を聞きましょう。話を聞きながら、ど のような人がどのような防災活動をし ているのか確認しましょう。

・正直!ゲーム(20分)

これまで活動はやってきたけれど もし家にいて逃げるとすれば、どこ に逃げるか考えてみましょう。また 不安や何でも良いので、気になるこ とを考えてみましょう。

・+防災訓練で使ってみる

完成した逃げ地図を実際に使って避 難訓練をしてみましょう。何分かかる か、どこが危ないなど確認してみま しょう。

第7章:発表会をして話し合う[やってみよう]

■やってみよう

①逃げ地図を作りはじめてから作った後で気づいたこと、気になったことを発表しよう。

発表のやり方

1、前の活動で書いたまとめシートを発表する。

2、発表が終わったら、他の班の地図と比べてみる。(避難場所・☓の場所・色の違いなど)

②発表が終わったら、感想・質問・提言をまとめよう。

■ポイント

他の班と比べるときは避難場所・☓の場所・色の違いなどに注目しよう。比べながら、より安全な避難ができるようにしよう。

第7章:発表会をして話し合う[+逃げ活]

■活動のポイント

地図やまとめシートを使いながら、できるだけ他の人がわかるように説明しましょう。活動をしたことがない人には、逃げ地図とは何か説明してから、話をしましょう。

■道具

・完成した逃げ地図

・ワークシート

■+逃げ活

・+活動のまとめ(15分)

これまで行ってきた活動を通して自分 は何か考えることができたのか、ワーク シートに記入してみましょう。

・+家族に伝えてみる

授業参観などの機会を利用して、 これまで考えてきたことを逃げ地図 を活用して発表してみましょう。お 家の人はどう考えているかな?

・大人への質問(15分)

活動を通して思ったことや、考えたこ とを大人に聞いてみよう。いろいろな 人が見られるように紙に書き出しましょ う。

・+地域でやってみよう

活動の成果を地域で発表したり、 大人にやり方を伝えながら逃げ地図 を作ってみましょう。きっとたくさ んの意見が出てくるでしょう!

第8章:自分自身が防災リーダーになろう[やってみよう]

■やってみよう

・まちに提案してみよう

これまで逃げ地図作りの中で学習してきたことを、 まちの役所の人に発表したり、質問してみましょう。 みんなが作ったものを利用して大人をまきこみま しょう。

・再度活動してみよう

  • 条件を変えてみる。 (災害の設定・危険な箇所の条件を変えてみる)
  • 避難場所を変えてみる。
  • 地域の人や他の人とやってみる。

できた地図も成果ですが、重要なのは、不安や疑問についてさらに考える、話し合うことです。不安な点や疑問点はそのままにしないで話し合いを続けてください。

これからが本当のはじまりです。