手描きの逃げ地図をパソコンを使って編集しておくと、印刷をしたり情報 を共有するときに便利である。ここでは、Illustrator、Photoshop を使っ た逃げ地図のリライトの方法を示す。
1 WS 直後
・ワークショップで作った逃げ地図の写真を撮る。コメントの書いてある ポストイットが貼ってあるものと、ポストイットを外したもの両方を撮 影する。撮影後はポストイットを貼り直す。
・撮影したデータは Photoshop 等を使い、トリミングや歪みの修正をし ておく。
2 色塗りのデータ化
・WS 前につくったベースマップをもとにつくる。
・ベースマップのイラレデータで、新しいレイヤーをつくり、ワークショッ プの逃げ地図画像(ポストイットなし)を取り込む。
・画像のサイズを調整し、ベースマップに合わせる。
・画像の透明度を調整し、ベースマップが見えるようにする。
・色塗り用レイヤーをつくる。
・ペンツールで画像に合わせて道に色を塗る。
緑:C 100% , M 0% , Y 100% , K 0% ,
黄緑:C 50% , M 0% , Y 100% , K 0%
黄色:C 0% , M 0% , Y 100% , K 0% ,
橙:C 0% , M 50% , Y 100% , K 0%
赤:C 0% , M 100% , Y 100% , K 0% ,
紫:C 50% , M 100% , Y 0% , K 0%
茶色:C 500% , M 100% , Y 100% , K 50% ,
黒:C 100% , M 100% , Y 100% ,K 100%
・その他避難場所(◯,◎)、避難目標ポイント(●)、避難方向(→)もマッ ピングする。
3コメントの分類と記入
・WS 中に出たコメント(ポストイット)を、その内容ごとに以下の5つ に分類する。
1地区の概要(茶色) 2震災時等の記録(緑) 3計画事業等(青) 復興事業・防災計画等 4避難時のポイント(黒) 5検討課題(赤)
・分類した意見は、上記の色の文字で地図に載せる。右の図のように、透明度 30%ほどの白塗りの四角を背景にする と見やすい。
・ 場所が限定されている意見は、関連する場 所(ポストイットが貼ってあった場所)に載 せ、その地区全体に関する意見はまとめて載 せる。
4レイアウト
・タイトル(○○市○○町逃げ地図 等)
・ワークショップ開催日、地図作成日、主催・ 共催・後援・協力者等
・縮尺、方位、逃げ地図のカラーバー
・凡例(緊急避難場所、避難目標地点、避難方向、高台、海面・水面、コメ ント色分け 等)
以上を地図に載せ、レイアウトを整える。